今回は「三沢基地」で有名な青森県三沢市にある「三沢航空科学館」を紹介します。
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三沢航空科学館とは
「三沢航空科学館」は、青森県が航空史に果たした役割のPRと、航空科学を通して子どもたちの学びを提供する目的で整備された施設です。航空自衛隊と米軍が共同使用する「三沢基地」を抱えており、航空のまちとして発展してきた三沢市に建設されました。
名前こそ「科学館」となっていますが、一言でいうと「軍用機の展示場」の印象が強いです。もちろん子供が楽しく遊んで学べるコーナーも沢山ありますので、お子様連れにもお勧めの施設です。
この施設は三沢基地に隣接していますので、「三沢基地航空祭」に行かれる際には訪れてみては如何でしょう。
以下の情報は主観または今までのイベントをもとにしたものですので、その年によっては異なる可能性があります。ご了承ください。
開場時間
9時00分~17時00分
■休館日:月曜(大型連休は除く)
■入館料:一般510円、高校生:300円、中学生以下無料
■年間フリーパス:1460円(これはお得ですが、年に3回行くかと言われると・・・)
場所
混み具合
小混み(大型連休以外はさほど混みません)
到着目安
連休以外は混んでないので何時に行っても問題ありません。連休はそれなりの来場がありますが、後述の通り駐車場は数百台分あるので、満車になることはまず無いかと思います。
ただし、「物づくり体験」や「サイエンスショー」など、時間が決まってるものがありますので、詳細は以下の公式ページからご確認の上で到着時間を決めるとよいかと思います。
駐車場
ホームページによると、駐車場は敷地内に分散しており、300台ほど収容可能となっています。大型連休時でも満車になることは少ないですが、念のために時間に余裕をもって到着されたほうがいいかと思います。
館内紹介
館内展示
フロアは1F~3Fまであります。
1F:航空機展示エリア
■特別展示
私が訪れた際には、特別展示として第二次大戦の日本機が展示されていました。特別展示は常設ではなく、時期によって展示物が変わるのでホームページでご確認ください。
旧日本陸軍「一式双発高等練習機」引き上げ展示。60年以上前に十和田湖に沈んだ陸軍機を引き上げた実物です。
映画「山本五十六」で使用した零戦21型の原寸大機
■常設展示
YS-11(日本が戦後に初めて開発した旅客機)
ミス・ビードル号のレプリカ(太平洋無着陸横断飛行を成し遂げた機体)
奈良原式2号機(奈良原三次によって設計された飛行機で、1911年に国産機による初の飛行に成功)
シコルスキー式S-51型ヘリコプターJA7014「きたかみ」(民間航空再開後間もなく、東北電力が他の電力会社に先駆けて輸入したヘリコプター。送電設備の建設をはじめ、保守、点検業務、災害復旧などで活用された。)
2F:科学体験エリア
科学体験のフロアになっており、実際に体験や実験などが出来ます。無数のブースがあるためここでの説明は割愛しましますので、詳細は以下のホームページからご確認下さい。
3F:展望デッキ
展望デッキから青空広場が一望できます。また、遠くに三沢基地の飛行場も見ることができます。機密的な事情により基地方向の写真撮影はNGなので、展望デッキからの眺めはご自分の目で見て頂ければと思います。
青空広場(軍用機展示場)
以下の航空写真のように、広場には米軍と航空自衛隊の軍用機が10機ほど展示されており、コックピットに座れたりもします。
F-16A(米空軍より借受け)
UP-3A(アメリカ海軍第7艦隊より借受け)
F-104J スターファイター
F-1 支援戦闘機
F-4EJ改 ファントムⅡ
T-2 高等練習機
T-2(ブルーインパルス仕様)
LR-1(元は三菱重工業が製造した多目的小型ビジネス飛行機で、双発のプロペラ機。LR-1は防衛庁向けの陸上自衛隊仕様)
OH-6D
売店
ここでしか買えない限定商品もありますので、旅の記念にお立ち寄りください。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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